「ロードバイクのポジションってどうやって合わせるのが正解なんだろう…。孤児や膝、お尻も痛くなりやすいからフィッティングサービスを受けてみたいけど、実際どれくらい変わるのかわかりにくいな。スペシャライズドでRETUL FITが気になるけどもし良さげなら、フィッティングサービスも受けたみたいな。」
こういった疑問に答えます。
今回はこちらの記事の続編です『スペシャライズドでRETUL FIT体験記#1【フィッテング直後の感想を正直にインプレ】』
あまりにも細かい部分まで聞きすぎてしまったため、2日に及ぶフィッティングになってしまいました
(付き合っていただいて本当に申し訳ない)
その分しっかりと内容が伝わるよう記事をまとめたので参考にしていただけると嬉しいです。
スペシャライズドでRETUL FIT体験記Day2
前回のフィッティングのおさらいをしていきます。
前回までのおさらい ・フィッターからの質問(どのようにロードバイクを楽しみたいかを細かく聞き取り) ・身体アセスメント(身体の調査) ・ロードバイクへフィッティング ↪︎今回は時間がなくここまで、続きは次回持ち越しとなりました。
残りのフィッティング ・センサーを使ったペダリング解析 ・完成したポジションを使いこなすための乗り方指導 ・フィッティングの取り扱いなどについて 1〜3ヶ月後 ・フィッティングしたバイクを乗り回して フィードバック+不都合なポイントをさらに微調整
前回はロードバイクとの向き合い方や怪我スポーツの経験、自分の体(骨格)にあったパーツ選びに関して細かく指導していただきました。
今回はいよいよセンサーを使ってペダリングを解析しさらにバイクを微調整し自分仕様のフィッティングを行なっていきます。
センサーを使ったペダリング解析
体にセンサーをつけてカメラで動きを解析していきます。
フィッターさんの指示に従ってペダルを漕いでいきますが、ここで自分のペダリングの左右差や癖がわかっていきます。
僕の場合、太ももを中心に使っていてペダリングをしていて、お尻の筋肉(大臀筋)があまり使えていない傾向があったのでサドルの位置、ハンドルの角度を調整して頂きました
僕の場合、約3センチほどサドルを後ろに後退させましたがペダリング意識を変えたことでそれほど違和感なく乗れるようになりました。
こちらがフィッティング後の様子↓
実走でポジションでの確認
実際にフィッティング直後、近場を軽く走ってみることに
室内で、ペダリングするよりも意識をするのが少し難しいと感じましたが3〜4kmくらい走行するとかなり馴染んでくる感覚があります。
実際の走行データはこちら
風もほとんど無く平坦で走りやすいコースだったので軽く漕いだだけでも40kmくらいは出ています
最高速度の47kmも平坦地のデータで体感的に8割くらいのパワーで漕いでこれだけスピードに乗っているのは初めての感覚ですごく爽快感があります。
ローラーの上でペダリングを意識するのと実走ではやはり感覚的に違いがありますが、うまくハマるとしかりペダルに体重を乗せられるので楽にグングン進みます。
激的に変わったという印象よりもフィッティング以前よりも程よく負荷が全身に分散されていてペダルに体重を乗せられているという感じ
あとはロングライドでどれだけ違いが現れるかが楽しみです
次は、いつも走るコースでフィッティング前とのデータ比較もしてみたいと思います
フィッティングを終えて
今回交換したパーツ
今回のフィッティングに伴い交換したパーツは以下の通り
チェーンリング Qrings楕円リング→FSA真円リング 価格:12,000円 ・ビンディングシューズ lintaman→s-works+インソール 価格:49,000円 ・ハンドル 3T aeronova→s-worksエアロフライ 価格:20,000円 ・バーテープ(フィッティングとは関係なくハンドル交換したついで) スパカズ→スパカズ 価格:4,000円
この他にフィッティング33,000円+パーツ交換工賃14,000円
今回総額:13.2万円(税込)
ざっくりこれくらいは考えておいた方がよさそうですね。
僕のロードバイクの場合は購入当初からカスタムパーツが多い車体だったのでほぼほぼ却下されたかんじです(楕円リングや3Tのハンドルなど)
しかし、間違ったフォームで乗り続けることを考えると決して安い買い物ではありませんが、パーツもアップグレードされることで適正なポジションを作ることができるので個人的な評価としては受ける価値があると思いました。
抜本的にフォームの改善をおこなってくれるので走行はかなり楽に走れるようになれます。
特に、今現在どこかに痛みや、疲れやすいといった悩みを持っている人にはおすすめです
『Retul fit』をおすすめできる人
・これからロードバイクをはじめる人(スペシャライズドフレーム以外でも可) ・高額なロードバイクを購入する人 ・自分の適正ポジションを知りたい人 ・バイクに乗っていて痛みや、疲労感が強く出ている人 ・自分でバイクをカスタムしている・していきたい人
この記事を読んでいる多くに人に当てはまるのではないでしょうか?
フィッターさんはスペシャライズドのスタッフの一人なのでかなりスペシャライズド押しが強いです。
しかし、高額なフィッティングを受けるからには「郷に入っては郷に従う」精神が重要なのでフィッティング料金以上の出費があることはほぼ間違いないと思って良いでしょう。
『Retul fit』をおすすめできない人
・今のポジションで痛みや不満がない人 ・独自のフィッティング、ポジション哲学を持っている人 ・ビンディングシューズを使わない人 ・通勤通学などあまり走ることに重きを置かない人
上記のような人にはお勧めできないです。
自転車の向き合い方は人それぞれ好みや違いがあって当然です。
大切なのは『自分がどう乗りたいか』なので今の現状に特に不満がなく自身のポジション哲学がある場合フィッティングは不要です。
感想
余談ですが担当のフィッターさん曰くフィッティングの過程で『クランク長を変えた方がいい』という話になった時に高級なパワーメーターがついる場合かなりかなり厄介ということでした。
確かにパワーメーター付きデュラエースの場合クランクだけで10万は超えるので交換のハードルは一気に上がってしまいますよね。
今回のフィッティングを受けた結論として
遅かれ早かれフィッティングを受ける意志があるなら腹をくくって1日でも早い方がいい
これは、本当に今回受けた中でも一番強く感じた部分です。
僕も個人的に自分でパーツを交換したりするのは好きですが本当に自分のフォームに適しているかは第三者的な目線がないとわかりません
スペシャライズドのフィッティングはその点、科学的根拠に基づいて細かい部分まで自分の体をバイクにインストールしてくれます。
他社のフィッティングと比較しても世界のレースでも優秀な成績を収めているスペシャライズドは圧倒的な実績と技術が詰まっているので迷っているなら多少高額でも『安物買いの銭失い』にならない良い買い物になるでしょう。
もうすでにカスタムが進んでしまっている人も今日が一番若い日です。
何事も進む方向性はすごく大事です。
最後に大好きな名言を一つ紹介して終わりたいと思います。
というわけで今回は以上です。
少しでも参考にしてもらえれば嬉しく思います。
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