みなさんこんにちはミケランです。
最近量販店でもよく扱われている骨伝導イヤホン
この先駆けになったメーカーといえばAfterShokzというアメリカのメーカーです。
骨伝導イヤホンとは簡単にいうと従来のインイヤーイヤホン(耳栓型)ではなくスピーカーをこめかみに密着させて音声を楽しむ新発想のイヤホンです。
耳を塞ぐことなく音楽などの音声コンテンツを楽しむことができるので、通勤通学、スポーツ中など周囲の音が重要な場面でもしっかりと環境音を聞くことができます。
ロードバイク界隈ではすでにヘビーユーザーの方もいるのです。
遅ればせながら僕も購入してみた結果想像を超えてかなり快適な製品だったので、細かいところまでいい部分、悪い部分を総評して行きたいと思います。
購入モデルの詳細
・重量:26g ・防滴:IP67 Water Proof(水深1メートルの水に30分以上耐久) ・連続再生時間:8時間 ・充電時間:2時間(USB式の充電機) ・Bluetooth接続距離:約10m ・マルチポイントにより、2つの端末にペアリング可能 ・通話可能(ビデオ会議にも◎)
骨伝導イヤホンのメリット3選
周辺の状況把握力の向上
外でランニングやウォーキングをする人たちは、安全性の面からもオープンイヤー型イヤホンを利用したがるかもしれません。なぜなら、音楽を存分に楽しむことができ、周囲への意識も保たれるため、安心、安全なリスニングスタイルを手に入れることができるためです。
僕もロードバイクによく乗るのでオープンイヤー型イヤホンはかなり便利で快適だなーと感じているユーザーの一人です。
知っているようで意外と知らないのが、街でよく見かける、自転車に乗りながらイヤホンを使用することは自治体ごとに規制されています。
事実として大阪府、愛知県、北海道、福岡県など、全国の多くの都道府県でイヤホンの使用は禁止されていて違反者は5万円以下の罰金が科せられます。(2021年11月執筆現在)
自治体によって条例が異なるので使用前にしっかりと熟知しておく必要がありそうですね。
自転車のイヤホン使用は違反?片耳ならいいの?罰金や条例について↓
耳が痛くならない
長時間イヤホンをかけていると耳が痛くなった経験がある方も多いのではないでしょうか?
僕もその一人で長時間イヤホンで音楽を聴いていると耳の中が『キーン』と響く感覚や耳の奥が痛む感じがあってすごく負担がかかっていると感じることもよくありました。
骨伝導の場合は同じような嫌な痛みになるという感覚はなく周辺の作業環境と音が調和する感覚に近いです。
イヤホンやヘッドホンで音楽を聴き続けると耳が悪くなる といったように、大きな音でなくても音響外傷を発症することが あります。イヤホンやヘッドホンの音は、内耳の近くで聴き続けるため、長時間使用すれば有毛細胞がダメージを受けます。
出典:日本予防医学協会
耳にカビが生える話
外耳道(耳の穴から鼓膜まで)をイヤホンで擦って傷つけたり、イヤホンを長時間使用したときに外耳道の中が高温多湿となるなど、擦れや蒸れによりカビが繁殖することがあり、この状態を外耳道真菌症といいます。
症状としては、耳垂れやつまり、かゆみ、痛みが出現し、炎症箇所に耳あかなどが詰まったり、カビの増殖で難聴になることもあります。
インイヤーイヤホンの長時間使用は危険なんですね
若者にも増えている“耳の病気”に注意?!↓
実はリモートワークにも便利
エアロペクスは耳を塞がないため、会議の音声も周囲の音声も同時に聞くことができるので大変便利です。
また、耳を塞がないので、例えば家でお互いに別々のテレビをみながら会話ができる、といったこともできちゃいます。
僕は個人的にトレーニング中はイヤホンで耳を塞ぐと環境音がない不自然さで逆に集中力が下がってしまっていました。エアロペクスの場合軽くてつけ心地も良くオープンイヤーの音は周囲の音もしっかりと聞こえるので部屋の中で音楽を聴いていく感覚に近いです。
骨伝導イヤホンのデメリット3選
音漏れしないわけではない
音漏れの性能は向上しているとは言え、振動させる仕組みは通常のイヤホンと一緒で、通常のイヤホンは空気を振動させますが、骨伝導イヤホンは振動パットを振動させ、結果的に空気も振動するので音はします。
図書館や電車等の静かな場所での使用は気になる場合があります。
とは言え、ジムなどの環境音がある場所であればほとんど気にならない程度と言っても過言ではないでしょう。
音漏れさせないためには、音量を上げすぎないか、電車の中は人の数によって使用するイヤホンを変えた方がいいかもしれません。
こめかみ周りの違和感
振動する振動パットを密着させるので、音量だったり、装着時間によっては耳の接触する部分に違和感がある場合があります。
音量を最大にすると細かい振動でブルブル震える感覚は構造上なかなか改善されない部分です。
音量を上げすぎずに使用すれば適度な刺激で楽しむことは可能です。
個人的に最大音量は気持ち悪すぎて10秒も持たずに音量を下げます。
音質はヘッドホンが最適
構造上どうしても劣る部分ですが、もともとの目的が音の良さを求めることではなく、耳を開放した状態で音楽を聴くことですので、音に対して最高のクオリティを求める方には、骨伝導イヤホンはオススメできません。
音質のみの視点で考えると一般的にヘッドホン→イヤホン→骨伝導イヤホンの順にランク付けせれていて骨伝導イヤホンはまだまだ改良の余地があるといえますね。
しかし、肝心なのは、どんな場面で、何のために使いたいか?なので、使用する場面で使い分けていただくのがベストです。
Bose製インイヤーイヤホンに関する記事はこちらでも扱っています。
Bose製ワイヤレスイヤホン4年使ってみた感想【シンプルに良いところ悪いところ】
まとめ
ということで今回は話題の骨伝導イヤホンAfterShokzからAeropexのレビューを書いてきました。
総評としてメリット・デメリットに関して書きましたが内容はこの通りです。
メリット3選
- 周辺の状況把握力の向上
- 耳が痛くならない
- 実はリモートワークにも便利
デメリット3選
- 音漏れしないわけではない
- こめかみ周りの違和感
- 音質はヘッドホンが最適
尖ったデバイスだけに購入する前にしっかりと両方を理解した上で購入することが大切ですね。
むしろ、ランニングやサイクリングなどの屋外スポーツは骨伝導イヤホンでないと危ないので使い分けできるとかなり有効なデバイスですね。
音質にこだわらないようなYoutubeやPodcastのような音声コンテンツであれば全く気にならないのでおすすめです。
個人的におすすめは価格が最も安いOpenmoveが一番おすすめでバッテリー時間や音質を気にする方はハイエンドのAeropexをおすすめにあげておきます。
Openmove
参考価格:7,370円
Aeropex
参考価格:14,500円
また、マイク付きのモデルやカラーバリエーションはAfterShokz公式サイトからも確認できるので是非参考にしてみてください。
ではまた。
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