みなさんこんにちはミケランです。
ロングライドやグラベルのような悪路を走ったときにマメができたり手の痛みを感じた経験は誰もがあるのではないでしょうか?
正常なポジションやグローブで緩和できるものの初心者にはなれるまでに相応のじかんがかかるでしょう。
今回紹介するのは自動的に地面からの衝撃を和らげる効果があるステムです。
簡単に紹介するとステムの付け根が上下に動く事でハンドルへの振動・衝撃を和らげるというものです。
海外のグラベル大会ではかなり認知度が高く評価されているので気になっていた人も多いはず!
ということで今回はそんなグラベルやロングライドに特化し乗り心地を極限まで極めたステム『ShockStop』についてのお話です。
1.振動を極限まで吸収するShockStop
そもそも、手の痛みの原因はご想像の通り振動です。
ガタガタした道はもちろん平坦でも細かい振動が手や肩に小さなダメージを与えます。
そんな振動吸収に優れている素材といえばカーボンですがそんなカーボンをも凌ぐ振動吸収を実現したのがShockStopなんです。
Shockstopにはステム本体に衝撃吸収性能を追加した製品で、大きな衝撃は最大70%削減が見込まれています。(メーカーカタログ参照)
硬さが選べるゴム素材のもので吸収性能を選択することができます。
ゴムは体重に合わせてソフトからハードまで用意されているので自分の体重に合わせてカスタマイズが可能です。ステムの付け根の部分が小さく動くことで手や肩への衝撃を和らげる効果があるんですね。
2.ShockStopはどんな人向け?
ロングライドやグラベル、シクロクロスをメインで走る人にはかなりおすすめと言えるでしょう。
そもそも、時速30kmの高速巡航の場合平坦で舗装が綺麗な道はこのShockstopあまり効果を実感できませんが、舗装が劣化でゴツゴツしていたり(路面の小石の凹凸が際立っている)未舗装の道を走る場合Shockstopはとても優秀なカスタムパーツになるでしょう。
ロングのグラベルのような場面ではなしでは走れないほど効果を体感できるでしょう。
MTBのサスペンションほどのショック吸収性はありませんが、軽微な振動は明らかに軽くなります。
イメージとしてはサスペンションほどではないがややそれに近い振動吸収性能ということです。
ステム長も80mmから120mm前ラインナップされているので自分の体型に合わせたポジション設定も可能です。
3.振動吸収はトレードオフ?
逆にデメリットになってしまう点として、ハンドルの引き手が使えなくなり登りや加速時に上半身の力をほとんど利用できず足だけで走るような感じになってしまって疲れてしまいます。
重量も280gとステムの中では横綱級(通常120〜140g程度)なのでバイクの軽量化には全く貢献することはありません。
裏を返すと高速巡航やヒルクライマーにはあまり向かないステムということです。
価格も約22,000円と高額なので初心者には手が出にくいのは認めざるおえない事実です。
しかし、個人的な意見として手や肩の痛みを感じている人にとっては高い買い物では無いと思います。
良いグローブやカーボン製のステムやハンドルに交換するとそれだけでも簡単にペイできてしまいますしShockstopの方が費用対効果が高いと言えるからです。
1分1秒を争う人やヒルクライムメインでなく手や肩の痛みに悩みを抱えている人であれば十分メリットが大きいと言えるんですね。
まとめ
いかがでしたか?
結論としてShockstopはグラベルのような悪路を走る場合にはとても優秀なステムですが、トレードオフとして高速巡航やヒルクライムの場面では逆にハンデになってしまうこともあります。
また、微細な振動も和らげてくれるのでロングライドで乗り心地を重視したい場合にも一役買ってくれます。
ゴムの硬さ設定でも十分にカスタマイズ可能なので少しずつ自分のライドスタイルに合わせて調整して行くのも楽しいですよ!
今回の記事もぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
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というわけで、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
それではみなさん良いサイクリングライフを
ではまた。
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